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Headwolf FPad7をいただきました。
そこそこの性能の小型タブ
Headwolf FPad7はMediaTek Dimensity 7050を搭載した8.4インチタブレットです。
Helio G99やUNISOC T606などのローエンドSoCよりはパワーがあるため、ゲームはあまりプレイしないけれど普段使いの動作は快適にしたいという方にぴったりです。
説明書、充電ケーブル、充電器などが付属しています。
保護フィルムは最初から貼り付けられています。
ディスプレイ:持ちやすい8.4インチ
Headwolf FPad7は8.4インチ2560×1600解像度のディスプレイを搭載しています。
ミドルレンジ以下の8インチタブレットはHD解像度で微妙なものが多いので、安価でありつつもしっかり高解像度になっているのは良いですね。
アスペクト比16:10で、マンガの見開き時は左右に少し余白ができます。
視野角や発色は問題なく、動画もスムーズに再生できます。
明るさ最大での全白画像表示時に輝度をLX-1336Bで計測すると、最大449nitに達しました。
明るさの度合いを示す単位で、高いほど明るいという意味です。
屋内では400~500nit程度、屋外では800~1000nit程度でないと見にくいとされています。
ちなみに、明るさの自動調整をオンにしないと最大値が制限される機種が多いです。
リフレッシュレートは60Hzのみの対応です。
タッチサンプリングレートをTouch Sample Rate Testerで計測すると、シングルタッチ・マルチタッチともにMovement Rateは平均80Hz程度でした。
画面をタッチしたときの感度の高さに関係しています。
この数値が大きいほど、タッチに素早く反応してくれることが多いです。
ただし実際にはタッチ遅延はそれだけでは決まらず、他の要因が影響して最終的なタッチ遅延は大きいこともあります。
目安として、画面のリフレッシュレートに対してMovement Rateが2倍程度なら普通、3倍を超えるなら大きめで、ゲーミングスマホなら5~6倍程度になることが多いです。
WALT Latency Timerで計測したタッチ遅延は合計99.2msでした。
画面をタッチしたときに反応してくれるまでの時間です。
この数値が小さいほど、素早く反応するということです。
ゲーミングスマホでは25msほど、通常のスマホでは30~40ms前半が一般的です。
5点までのマルチタッチ対応となっています。
タッチ切れ・誤反応はありませんでした。
最初から貼られているフィルムの指滑りが悪いため、剥がして使うかアンチグレアフィルムや保護ガラスを貼った方が良さそうです。
Widevine L1で、Amazonプライムビデオなどで高画質なストリーミング再生ができます。
背面:メタリック
背面はマット加工されており、指紋汚れなどが付きにくいです。
重さは384gです。
ずっしりとした重さなので、長時間の片手持ちは少しキツいです。
ポート:実質モノラルスピーカー
Headwolf FPad7はデュアルスピーカー搭載です。
ただUSB Type-Cポートがある面に2つとも搭載されてしまっているため、音の広がりは悪くステレオ感がありません。
低音も高音も小さく、とりあえず音を鳴らせればいいという用途向きです。
バッテリー容量は6500mAhで、USB PD 20W充電に対応しています。
3.5mmイヤホンジャックがあるため、一定の音質が必要ならイヤホンを挿して聞く方が良いです。
nano SIMとmicroSDカード挿入に対応しています。
対応バンドは
- GSM:B2/3/5/8
- WCDMA:B1/2/5/8
- FDD:B1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28AB
- TDD: B38/39/40/41
でY! mobileやSoftBank、LINEMO
VoLTE通話も可能です。
Wi-Fi 6に対応しています。
GPS 位置情報取得に対応しており、測位にかかる時間は短めでした。
ただコンパスの精度が微妙で、実際の方角から15°ほどズレた表示になってしまいます。
輝度や近接センサーはないものの、ジャイロスコープや磁気センサーは搭載しています。
電源ボタンや音量ボタンは縦向き時の右上のほうにあります。
性能:そこそこ
Geekbench 6ではパッケージ名偽装版 (=メーカーの不正ブーストの影響を受けない) でシングルコア964・マルチコア2486、通常版でシングルコア968・マルチコア2478でした。
大きな差がないため、パッケージ名判定での性能制御は行っていないようです。
AnTuTuをはじめとする有名ベンチマークアプリをパッケージ名で判別して、ベンチマーク中だけスコアをよく見せかけるため熱制御を緩めたり高クロックに固定したりとチート行為をするメーカーが続出しています。
通常のアプリ使用時とは異なる挙動であるため、「ベンチマークは良いのに他のアプリの動きは大して良くない」ということが起こります。
メーカー毎にブーストの挙動が違うので、ブーストされた結果で比較しても何の意味もありません。
そのためパッケージ名を変更して一般アプリに偽装し、ブーストされていない正しいスコアを出すことが重要です。
こちらの記事で詳しく解説しています。
背景ぼかしやテキスト処理などで使われる、CPUの処理性能がどれほどあるかを数値化するベンチマークです。
普段使いの軽い作業にはシングルコア、重たいゲームなどにはマルチコアの性能が重要です。
シングルコアで1200、マルチコアで3000以上なら大抵快適に使えるでしょう。
ベンチマーク結果はこちらの記事にまとめています。
パッケージ名を偽装した3DMarkでのWild Life Extreme Stress Testではスコア593→581でした。
Wild Life ExtremeはVulkan APIを利用し、3840×2160解像度のグラフィックでGPU性能を数値化するベンチマークです。
スコアが高いほどゲームなどで滑らかな3D表示が可能で、Stability (安定度) が高いと高い性能を長時間維持できるという意味になります。
あくまでもVulkan API使用時の汎用的な簡易指標でしかないため、人気ゲームがほぼVulkan APIを使っていないことを考えるとスコアはあまり役に立たず、GPU使用時の発熱具合の確認が主となります。
Vulkanで性能が出るならOpenGLでも高い性能だろう、発熱しやすいなら実ゲームではFPS維持が難しいだろうといった推測しかできません。
ドキュメント操作など普段使いでのパフォーマンスを計測するPCMark Work 3.0 (パッケージ名偽装版) ではスコア9592でした。
普段使いの軽い操作なら十分スムーズに行えます。
ウェブの閲覧、画像・動画の編集などでの処理性能がどれほどあるかを数値化するベンチマークです。
高いほど高速な処理ができますがバッテリー消費とのバランスも重要なので、スコアが低めだからといって悪いとは限りません。
8000以上あれば十分です。
CPUの使用率が高い原神をパフォーマンスモード・最高画質・60FPS設定・ナタ (ムアラニでスキルを使って道なりに移動) で15分プレイしてScene 8で計測すると、平均29.2FPSでした。
スムーズではないものの、画質を落として30FPSにすればひとまずプレイはできそうです。
1FPSあたりの消費電力が低いほうが電力効率が良いと言えます。
電力効率が良いとバッテリー消費が少なく、悪いと消費が激しくなってしまいます。
ゲームで電力効率が悪いスマホは他のアプリでもバッテリー消費が大きい傾向にあるため、バッテリーの減りが早いと感じることが多いです。
平均FPS (フレームレート) は、どれほど滑らかな表示を維持できているかを示し、高いほど良いです。
(細かく言うと平均FPSが高く、なおかつ「ジャンク」というちらつきが少ないほど体感の滑らかさが良くなります)
まとめ
普段使いの操作がある程度スムーズにできる性能がある小型タブレットを探しているという方にHeadwolf FPad7はおすすめです。
コンパス精度が微妙なところが残念なものの、4G LTEやGPS対応のおかげで外での簡易的なナビ用途でも使いやすいです。
ちなみに他機種と同じ手順でfastboot flashing unlockコマンドを実行すればBootloader Unlockが可能です。
カスタムして遊ぶ用途にも良いかもしれません。
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