Lenovo Legion Y70 2026をいただきました。
大音量を出せるスピーカー
Lenovo Legion Y70 2026 (Y70 新一代) はSnapdragon 8 Gen 5を搭載したゲーミングスマホです。
144Hzリフレッシュレートに対応したディスプレイや8000mAhと大容量なバッテリーを搭載し、デュアルeSIMの利用も可能。
IP66・IP68・IP69防水防塵に対応して中国の軍用環境試験GJB150も通過するなど、耐久性も高められています。
スピーカーは音量が大きく、背面が振動するほどの大きさで出力できます。
今回いただいたのはグローバル版にあたるmotorola edge 70 maxのROMを焼いたBootloader Lockedバージョンだったため、実質的にはmotorola edge 70 maxのレビューのようなものです。
私の個体はLenovo Smart StoreのROM焼き品にもかかわらず、何故かLenovoの封印シール (貼り直した痕跡なし) とシュリンク付きでした。
中国版のままでよければもう少し安く購入できます。
このレビューは12GB+512GB版・W3WW36.55-25-3-4で行っています。
- 高い性能のSnapdragon 8 Gen 5
- 144Hz対応OLEDディスプレイ
- 大音量を出せるスピーカー
- バイパス充電対応8,000mAhバッテリー
- eSIM対応
- ゲーム性能優先で熱くなりやすい
- グローバルROM化するとゲーム機能が少なくなる
| 項目 | Lenovo Legion Y70 2026 (XT2611-1) |
|---|---|
| OS | Android |
| RAM | 12GB / 16GB LPDDR5X Ultra |
| ストレージ | 256GB / 512GB / 1TB UFS 4.1 |
| SoC | Snapdragon 8 Gen 5 |
| ディスプレイ | 6.82インチ 3168×1440 アスペクト比 19.8:9 144Hzリフレッシュレート |
| サイズ | 163.96 × 77.32 × 8.29 mm |
| 重さ | 224g |
| SIM | nano-SIM ×2 / eSIM x2 対応 |
| リアカメラ | 50MP (SONY LYT-710 / OIS) + 8MP (超広角) |
| フロントカメラ | 32MP |
| バッテリー | 8000mAh |
| USB端子 | USB Type-C |

説明書、保護ケースや充電ケーブル、充電器 などが付属しています。
保護フィルムは最初から貼り付けられています。
ディスプレイ:屋外でも見やすい
Lenovo Legion Y70 2026は6.82インチ3168×1440解像度のディスプレイを搭載しています。
フラットなので端まで見やすいです。

配列はダイヤモンドピクセルです。

明るさを最大にして全白画像を表示した状態で輝度をLX-1336Bで計測すると、最大1275nitに達しました。
日中の屋外でもかなり見やすいです。

明るさの度合いを示す単位で、高いほど明るいという意味です。
屋内では400~500nit程度、屋外では800~1000nit程度でないと見にくいとされています。
ちなみに、明るさの自動調整をオンにしないと最大値が制限される機種が多いです。
リフレッシュレートは144Hz対応です。
ゲームモードで144Hzを有効化できるようになっており、通常は120Hzで動作します。
ゲームモードに追加すれば、アプリ毎に60・90・120・144Hzに設定できます。

タッチサンプリングレートをTouch Sample Rate Testerで計測すると、シングルタッチ・マルチタッチともにMovement Rateは平均120Hz程度でした。

画面をタッチしたときの感度の高さに関係しています。
この数値が大きいほど、タッチに素早く反応してくれることが多いです。
ただし実際にはタッチ遅延はそれだけでは決まらず、他の要因が影響して最終的なタッチ遅延は大きいこともあります。
目安として、画面のリフレッシュレートに対してMovement Rateが2倍程度なら普通、3倍を超えるなら高めで、ゲーミングスマホなら5~6倍程度になることが多いです。
WALT Latency Timerで計測したタッチ遅延は合計27.9msでした。
タッチレイテンシーが一向に改善されないY700シリーズと違ってまともです。

画面をタッチしたときに反応してくれるまでの時間です。
この数値が小さいほど、素早く反応するということです。
ゲーミングスマホでは25msほど、通常のスマホでは30~40ms前半が一般的です。
Widevine L1で、Amazonプライムビデオなどで高画質なストリーミング再生ができます。

ジェスチャー操作は豊富に対応しており、サイドバーでアプリ一覧を出してマルチタスクしやすくすることもできます。

背面:さらさら
背面はさらっとしていて、指紋汚れなどが付きにくいです。

重さは226.7gです。

カメラは
- 50MP (SONY LYT-710 / OIS)
- 8MP (超広角)
というデュアルカメラ構成です。
手持ち撮影した写真はこちらに保存しています。
ゲーミングスマホでありつつもカメラ性能も十分で、ズームしても綺麗に撮影できます。


夜景モードでは、肉眼だと真っ暗な場所でも明るく撮影できました。

スピーカー:大音量
Lenovo Legion Y70 2026はステレオスピーカー搭載です。
音の広がりがよく音量を大きくしても音割れせず、屋外などで使う場合には大音量で音楽再生やゲームプレイができます。

上部にスピーカー穴はありません。
1115同軸デュアルスピーカーを搭載したiQOO 15 Ultraに比べると、音量面では互角でもスピーカー自体の性能差のせいか低音はやや弱めに感じます。
とはいえ他社のスピーカーにあまりこだわっていないハイエンドスマホに比べればかなり良いですし、価格差を考えると健闘していると思います。

Dolby Atmosに対応し、イコライザーで好みに合わせて調整できるようになっています。
サラウンドバーチャライザやノーマライザもあります。

外付けDACはなく、AW882XXを採用しています。

Bluetooth Codec Changerで対応コーデックを確認するとAAC / aptX / aptX HD / aptX Adaptive / LDAC / LHDCに対応していました。
LHDC V5対応イヤホンはメーカー縛りがなく、他社のものでも利用できます。

ゲームモードでは「アコースティックライト」という音の出所に応じてライトが光る機能があり、シューティングゲームなどで敵の位置を把握するのに役立ちます。

ポート:90W急速充電対応
バッテリーは8000mAhと大容量で、90Wの急速充電に対応しています。
充放電サイクルは1,200回に達し、理論上は最長7年使い続けられる耐久性とのこと。
IP66・IP68・IP69防水防塵や軍用レベルの信頼性試験もクリアしており、高い耐久性を持っています。

80%までで充電をストップさせるオプションなどがあり、バッテリー寿命を延ばせます。

ゲームモードだとバイパス充電が利用でき、バッテリーを充電せずシステムに直接電力を供給できるので、充電しながらのゲームプレイでもバッテリーへの負荷を抑えられます。

モバイルデータ通信はnano SIMのほかeSIMにも対応し、デュアルSIMで使えるので便利です。
EIDは89034011で始まるものでした。

VoLTE通話も問題なくできます。

グローバル版ROM化されているのでWi-Fi 7・6GHzが利用でき、リンク速度は5764Mbpsでした。
中国版ROMだと6GHzが無効化されるため、ここまでのリンク速度になりません。

左側面にはAIキーと呼ばれるキーがあります。

2回押しでアシスタントを呼び出したり、好きなアプリを起動させたりできます。

電源ボタンや音量ボタンは右側面にあります。

性能:やや発熱が大きめ
Lenovo Legion Y70 2026はSnapdragon 8 Gen 5を搭載しており、ゲーム性能を重視したチューニングになっています。
Geekbench 7ではパッケージ名偽装版 (=メーカーの不正ブーストの影響を受けない) でシングルコア1396・マルチコア6697、通常版でシングルコア1356・マルチコア6857でした。
大きな差がないため、パッケージ名判定での性能制御は行っていないようです。

AnTuTuをはじめとする有名ベンチマークアプリをパッケージ名で判別して、ベンチマーク中だけスコアをよく見せかけるため熱制御を緩めたり高クロックに固定したりとチート行為をするメーカーが続出しています。
通常のアプリ使用時とは異なる挙動であるため、「ベンチマークは良いのに他のアプリの動きは大して良くない」ということが起こります。
メーカー毎にブーストの挙動が違うので、ブーストされた結果で比較しても何の意味もありません。
そのためパッケージ名を変更して一般アプリに偽装し、ブーストされていない正しいスコアを出すことが重要です。
こちらの記事で詳しく解説しています。
背景ぼかしやテキスト処理などで使われる、CPUの処理性能がどれほどあるかを数値化するベンチマークです。
普段使いの軽い作業にはシングルコア、重たいゲームなどにはマルチコアの性能が重要です。
ベンチマーク結果はこちらの記事にまとめています。
パッケージ名を偽装した3DMarkでのWild Life Extreme Stress Testではスコア5307→2621でした。
やや安定性が低めです。

Wild Life ExtremeはVulkan APIを利用し、3840×2160解像度のグラフィックでGPU性能を数値化するベンチマークです。
スコアが高いほどゲームなどで滑らかな3D表示が可能で、Stability (安定度) が高いと高い性能を長時間維持できるという意味になります。
あくまでもVulkan API使用時の汎用的な簡易指標でしかないため、これ一つでゲーム性能が決まるわけではありません。
ドキュメント操作など普段使いでのパフォーマンスを計測するPCMark Work 3.0 (パッケージ名偽装版) ではスコア15769でした。

ウェブの閲覧、画像・動画の編集などでの処理性能がどれほどあるかを数値化するベンチマークです。
高いほど高速な処理ができますがバッテリー消費とのバランスも重要なので、スコアが低めだからといって悪いとは限りません。
10000以上あれば十分です。
UFS 4.1ストレージ、LPDDR5X Ultraメモリを搭載しています。
CPDT Benchmarkで計測した結果では、シーケンシャルはやや控えめ (といっても十分高速ですが) でランダムリード・ライトは高速でした。
アプリの起動やインストールなど体感に効く部分の速さはしっかり出ています。

シーケンシャルリード・ライトは大きなファイルのコピー時や動画エンコード・デコード時などに影響する読み書き速度です。
ランダムリード・ライトは細かなファイルの読み書き速度で、アプリ・ゲーム使用時はこちらの速度が重要です。
CPUの使用率が高い原神をパフォーマンスモード・すべての画質オプションを最高に設定・60FPS設定にした状態でナド・クライにて30分プレイしてSceneで計測すると、平均60FPSで1FPSあたり80.83mWの消費電力でした。
バッテリー温度は最大46℃程度まで上昇しました。

1FPSあたりの消費電力が低いほうが電力効率が良いと言えます。
電力効率が良いとバッテリー消費が少なく、悪いと消費が激しくなってしまいます。
ゲームで電力効率が悪いスマホは他のアプリでもバッテリー消費が大きい傾向にあるため、バッテリーの減りが早いと感じることが多いです。
平均FPS (フレームレート) は、どれほど滑らかな表示を維持できているかを示し、高いほど良いです。
(細かく言うと平均FPSが高く、なおかつ「ジャンク」というちらつきが少ないほど体感の滑らかさが良くなります)
GPUの使用率が高い崩壊:スターレイルをパフォーマンスモード・画質オプションすべて最高設定・60FPS設定・ピノコニー「黄金の刻」で黄泉の秘技を連打して30分プレイすると平均51.4FPSでした。
1FPSあたり120.62mWの消費電力で原神プレイ時と比べると電力効率が悪めで、バッテリー温度も最大51℃、SoC温度は平均69.6℃にまで上がっています。
GPUリソース使用時には放熱が間に合わないようなので、少し画質設定を落とした方が良さそうです。

motorola edge 70 maxだとゲーム関連の機能がほとんどないため、ゲーム目的だとおそらく中国ROMのままのほうが良いと思います。
motorola版ゲームモードは機能が少ない上に広告が出るという最悪なもので、中国版だと利用できるゲーム時のサウンドエフェクトなどがなくY70 2026のポテンシャルを活かせません。

ゲーム機能以外ではグローバル版ROMのほうが使い勝手がいい場面が多く、Bootloader LockedでもOTAアップデートが降ってくるなど手間がありません。
こちらで紹介されているようにグローバル版ROM (XT2611-3_AVR_EDGE_70_MAX_TELEU_W3WW36.65-25-3-2_subsidy_DEFAULT_regulatory_DEFAULT_cid50_CFC.xml.zip) を焼いてしまうことでmotorola edge 70 max化できます。

まとめ
Lenovo Legion Y70 2026はSnapdragon 8 Gen 5や大音量スピーカー、8000mAh大容量バッテリーを搭載した高コスパなゲーミングスマホです。
デュアルeSIMも使えて防水防塵や耐衝撃性能もあり、メモリ高騰の中で6万円台で買えるスマホとしては非の打ち所がありません。
グローバル版ROMを焼いたバージョンは9/7まで65,141円で購入できます。
中国版のままでよければもう少し安く購入できます。

