SHANLINGからポータブルオーディオプレーヤー「M7T Master」が発売されました。
M7Tを磨き上げた上位モデル
M7T MasterはM7Tの完成度を土台に、音の厚みや空間の広がり、細部の見通しを磨き上げたリファインモデルです。
AKMのセパレートDACと2基のJAN6418真空管、パワフルなヘッドホンアンプを1台にまとめています。
出力は32Ω負荷時で最大1020mW、PCM 768kHz/32bitとDSD1024の再生に対応。
価格は197,010円です。
電源制御と部品を再検討
M7T MasterはM7T発売後も続いた音質追求の中から生まれたモデルです。
基本設計を受け継ぎつつ電源制御と使用部品を見直し、単結晶銅の内部配線と3段階ゲインを新たに採用しました。
ゲインはLow・Mid・Highの3段階で、感度の高いイヤホンから鳴らしにくいヘッドホンまで合わせやすくなっています。
音のベースはM7Tらしいニュートラルなサウンド。
そこに自然な厚みを加え、演奏の前後関係を追いやすい見通しのよい音場と細かな音までクリアに描く表現を目指したそうです。

AKMのセパレートDAC構成
SHANLINGはAKMと長く協力関係にあり、AKMの先進的な設計を積極的に採用してきました。
M7T MasterはAK4191 ΔΣモジュレーターと2基のAK4498EXを組み合わせたセパレートDACを搭載しています。
デジタル処理をAK4191、アナログ変換をAK4498EXに分担させ、互いのノイズ干渉を抑えた構成。
M7Tで目指したリファレンスサウンドの系譜を受け継ぎつつ、回路の最適化も施されているそうです。
4.4mmバランス出力(トランジスタ)ではS/N比127dB、THD+N 0.0005%と優れた数値を実現しています。

真空管とトランジスタを切り替え
SHANLINGはCDプレーヤーやアンプで培ってきた真空管設計のノウハウを生かし、JAN6418真空管を2基採用しました。
楽曲や気分に合わせてTube ModeとTransistor Modeを切り替え、2種類のサウンドを楽しめます。
真空管で起こりやすいマイクロフォニックノイズには専用設計の制振構造で対策。
クリーンさを保ったまま、真空管ならではの魅力を加えられるそうです。
4.4mmバランス出力は真空管モードでも最大990mWと、トランジスタモードに近い出力を確保しています。

Android 13とAGLOで高音質再生
OSはAndroid 13で、さまざまな音楽再生アプリやストリーミングアプリをインストールできます。
独自のAGLO(Android Global Lossless Output)は、Androidが一律に行うサンプリングレート変換を回避するための仕組みです。
対応アプリの音声を本来のレートのままオーディオ回路へ渡せるため、音源の情報をできるだけ損なわずに再生できます。
SoCはSnapdragon 665、メモリは6GB、ストレージは128GBでmicroSDカードにも対応。
画面はシャープ製の5.0インチ(1080×1920)です。
Bluetoothは5.0で、LDACやaptX HDでの送信に加えてLDACでの受信にも対応しています。

7000mAhバッテリー
バッテリー容量は7000mAhで、連続再生時間はシングルエンドで14.5時間、バランスで12.5時間です。
Bluetooth送信時は最大66時間の再生が可能。
USB-DACとしても使え、PCM 384kHz/32bitとDSD256に対応しています。
本体サイズは129×77.5×21mm、重さは319.8gです。
まとめ
SHANLING M7T MasterはAKMのセパレートDACとデュアル真空管を搭載し、M7Tの音をさらに磨いたポータブルオーディオプレーヤーです。
最大1020mWの高出力と3段階ゲインで、イヤホンからヘッドホンまで幅広く鳴らせます。
真空管とトランジスタの切り替えに加え、Android 13でストリーミングアプリも自由に使える点が魅力。
価格は197,010円です。

