ROG Xbox Ally Xレビュー:7インチ120Hz画面やUSB4搭載のパワフルなポータブルゲーミングPC

ROG Xbox Ally X

ROG Xbox Ally Xを貸し出していただきました。

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高性能なポータブルゲーミングPC

ROG Xbox Ally XはASUSのゲーミングブランドROGとXboxとのパートナーシップによって生まれた高性能ポータブルゲーミングPCです。

ROG Xbox Ally X

ROG Xbox Ally XはAMD Ryzen AI Z2 Extreme(8コア/16スレッド)を搭載し、メモリは24GB、ストレージは1TBのSSDを搭載しています。

ROG Xbox AllyではRyzen Z2 A・16GBメモリ・512GBストレージと差別化されており、ROG Xbox Ally XのほうがよりAAAタイトルのような大型ゲームを快適にプレイできるようになっています。

性能

バッテリー容量も80Whと大容量化されており、長時間のゲームプレイが可能。

パフォーマンス面では35W以下のTDPで安定した1080pでのゲームプレイを実現し、省電力な15W設定でも性能を維持できる設計になっているそうです。

実際崩壊:スターレイルのようなGPUリソースの要求が大きめなゲームも最高画質でプレイできますし、スマホではプレイできない・しにくいゲームを持ち歩いてプレイできるというのは新鮮です。

ROG Xbox Ally X崩壊:スターレイルの場合レンダリング精度を1.2以上に上げると60FPSを維持できなかったので、他の画質設定を下げるなどしたほうが良いでしょう。

ROG XG MobileというUSB4接続のeGPUドックも販売される予定で、最大でNVIDIA GeForce RTX 5090 Laptop GPUを使えるようになります。

ポータブル性は少し落ちてしまいますが、最高レベルの画質・フレームレートをハンドヘルドで楽しみたいという場合には良さそうです。

崩壊:スターレイル

FF XIVベンチマークではFSR 1920 x 1080解像度・高品質でスコア4865でした。

ROG Xbox Allyではスコア3524だったので順当にパワーアップしています。

ファイナルファンタジーXIV

Cinebench 2024ではマルチコア538pts、シングルコア88ptsでした。

Cinebench

ストレージはPCI Express 4.0 x4接続のNVMe/M.2 SSDで、ROG Xbox Allyに比べると特に書き込み性能が高めなようです。

CrystalDiskMark

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便利なXbox UI

ROG Xbox Ally Xの電源を入れるとWindowsデスクトップではなく直接Xboxアプリがフルスクリーンで起動します。

タッチ操作もできますし、簡単にゲームを探して起動できます。

XBOX

XBOXボタンを長押しすればゲームを切り替えられるほか、コマンドセンターでパフォーマンスや解像度などの変更も簡単にできます。

XBOX

ディスプレイには120Hzリフレッシュレートに対応した7インチのフルHD(1920×1080)IPS液晶を搭載。

最高輝度は500nit、応答速度は7msで、動きの速いシーンでも滑らかな表示が可能です。

ただsRGB 100%でDCI P3カバー率は非公表というだけあって、Nintendo Switch 2に比べると色の鮮やかさがやや物足りないように感じます。

7インチのポータブルPC自体が珍しいので仕方が無い部分もあるものの、次世代機ではディスプレイ品質もさらに向上してもらいたいものです。

ディスプレイ

下部をスワイプするとWindowsデスクトップに切り替えられます。

人間工学に基づいたグリップ

ROG Xbox Ally XはXboxコントローラーのデザインコンセプトをグリップ部分に取り入れ、長時間のプレイでも快適な操作性を実現しています。

ROG Xbox Ally X

バッテリーなどの重い部品を下部に配置することで重心を下げ安定感と持ちやすさを向上させているそうで、重さは約719.8gと重たくはあるものの持ちやすいです。

重さ

左側にはXBOXボタンなどがあり、ゲーム・アプリをすぐ切り替えられます。

右側にはメニューボタンなどがあります。

スティックは初期状態だと光るようになっていて、設定やArmoury Crate SEアプリでカスタマイズができます。

Windows設定だと何故か「動的照明を使用する」をオンにすると消灯したので、Armoury Crate SEアプリで設定した方が良さそうです。

設定

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充実したインターフェース

ROG Xbox Ally Xは専用のインパルストリガーを搭載しており、より臨場感あるバイブレーションにしてくれます。

インターフェースも充実しており、USB4とUSB 3.2 Gen 2のUSB Type-Cポートを1基ずつ搭載し給電しながらでも他の機器を接続できます。

microSDカードスロットやイヤホンジャックも搭載しています。

トリガー

通信面ではWi-Fi 6に対応。

6GHz対応で、リンク速度は2402Mbpsで通信できました。

Wi-Fi

背面にはマクロボタンも用意されており、自分好みのアクションを割り当てることで普段はできない高速な操作や繰り返し作業をワンボタンで済ませられます。

背面

 

ROG Xbox Ally XはWindowsなどでしか配信されていないようなAAAタイトルをどこでも遊びたい、長持ちするバッテリーで外でも長時間遊びたいという方にぴったりです。

2025/10/28現在139,800円で購入できます。

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