OnePlus Ace 5 Racing Editionをいただきました。
格安ながら高めの性能
OnePlus Ace 5 Racing Editionは3万円台という安さでありつつもMediaTek Dimensity 9400e・LPDDR5Xメモリ・UFS 4.0ストレージを搭載しており、原神を最高画質で30分平均59FPSでプレイできるほどの性能があります。
バッテリー容量も7100mAhとかなりの大容量で、バイパス給電もできるためバッテリー残量を気にすることなく長時間のゲームプレイができます。
このレビューは12GB+256GB版・PLF110_15.0.2.410(CN01)で行っています。
- 高いCPU性能のMediaTek Dimensity 9400e
- 1000nitの明るいフラットディスプレイ
- 50:50でバランスの良い重心
- 大容量7,100mAhバッテリー
- バイパス給電対応
- 原神でアイテム自動収集やフレーム補間が可能
- GPU性能が弱め
- モノラルスピーカー
- カメラ画質は微妙
| OnePlus Ace 5 Racing Edition (竞速版) | |
|---|---|
| OS | Android 15 |
| RAM | 12GB / 16GB LPDDR5X |
| ストレージ | 256GB / 512GB UFS 4.0 |
| SoC | MediaTek Dimensity 9400e |
| ディスプレイ | 6.77インチ 2392 x 1080 アスペクト比 19.93:9 120Hzリフレッシュレート |
| サイズ | 163.58mm × 76.02mm × 8.27mm |
| 重さ | 200g |
| SIM | nano SIM + nano SIM |
| リアカメラ | 50MP (OIS) + 2MP (ポートレート) |
| フロントカメラ | 16MP |
| バッテリー | 7100mAh |
| USB端子 | USB Type-C (USB 2.0) |
| バンド | 2G GSM: 850/900/1800MHz 3G WCDMA:1/5/8 4G LTE FDD:1/3/4/5/8/19/28A/66 4G LTE TDD:34/38/39/40/41/42/48 5G:n1/ n3/ n5/ n8/ n28A/ n38/ n40/ n41/ n48/ n66/ n77/ n78 |
目次
説明書、保護ケースや充電ケーブル、充電器などが付属しています。
保護ケースが黒色なので背面が見えなくなってしまいますが、黄ばみには強いので長く使えそうです。
保護フィルムは最初から貼り付けられています。
充電器は100V地域でも80W急速充電できるタイプです。
ディスプレイ:フラットで見やすい
OnePlus Ace 5 Racing Editionは6.77インチ2392 x 1080解像度のディスプレイを搭載しています。
フラットなため端まで見やすく、ベゼルも細めです。
配列はダイヤモンドピクセルです。
明るさを最大にして全白画像を表示した状態で輝度をLX-1336Bで計測すると、最大1088nitに達しました。
日中の屋外でも十分見やすいです。
明るさの度合いを示す単位で、高いほど明るいという意味です。
屋内では400~500nit程度、屋外では800~1000nit程度でないと見にくいとされています。
ちなみに、明るさの自動調整をオンにしないと最大値が制限される機種が多いです。
リフレッシュレートは120Hz対応です。
アプリ個別に設定できるようになっています。
タッチサンプリングレートをTouch Sample Rate Testerで計測すると、シングルタッチ・マルチタッチともにMovement Rateは平均125Hz程度でした。
画面をタッチしたときの感度の高さに関係しています。
この数値が大きいほど、タッチに素早く反応してくれることが多いです。
ただし実際にはタッチ遅延はそれだけでは決まらず、他の要因が影響して最終的なタッチ遅延は大きいこともあります。
目安として、画面のリフレッシュレートに対してMovement Rateが2倍程度なら普通、3倍を超えるなら高めで、ゲーミングスマホなら5~6倍程度になることが多いです。
WALT Latency Timerで計測したタッチ遅延は合計36.8msでした。
画面をタッチしたときに反応してくれるまでの時間です。
この数値が小さいほど、素早く反応するということです。
ゲーミングスマホでは25msほど、通常のスマホでは30~40ms前半が一般的です。
Widevine L1で、Amazonプライムビデオなどで高画質なストリーミング再生ができます。
背面:ホワイトでは大理石風
背面はホワイトの場合、写真では分かりにくいですが光の反射で大理石のようなデザインが浮かび上がります。
さらっとしていて指紋が付きにくく、プラではあるもののあまり安っぽさは感じません。
重量バランスも50:50なので上側に重心が偏ることもなく、持ちやすいです。
重さは203.5gです。
カメラ:彩度が高め
OnePlus Ace 5 Racing Editionは50MPメインカメラを搭載しており、ある程度は綺麗に撮影できます。
手持ち撮影した写真はこちらに保存しています。
彩度が高く、実際よりも青空がかなり青くなってしまいます。最大ズームは20倍までで、デジタルズームなのであまり役には立ちません。
夜景モードでは暗闇の中でも明るめに撮影できます。
ただしディテールは潰れており、何があるか把握できる程度の画質です。
スピーカー:モノラル
OnePlus Ace 5 Racing Editionはモノラルスピーカーのため、音の広がりはあまりよくありません。
低音も弱く迫力がないため、音質を求める場合はイヤホンで聴いたほうが良いです。
ORealityのサウンド効果は使えるので、音楽モードなどにしてカスタムすると少しはマシになります。
上部はマイク穴があるだけですっきりしています。
アラートスライダーは非搭載なので、左側面も何もありません。
金属フレームではないためあまり高級感はないものの、発熱時に熱が伝わりにくいので持ちやすいです。
Bluetooth Codec Changerで対応コーデックを確認するとAAC / aptX / aptX HD / LDAC / LHDCに対応していました。
LHDC V5対応イヤホンはメーカー縛りがなく、他社のものでも利用できます。
ポート:7100mAhと大容量で80W対応
OnePlus Ace 5 Racing Editionのバッテリー容量は7100mAhで、80W急速充電に対応。
ゲーム中はバイパス給電が利用できるため、発熱や負荷を抑えつつ長時間のゲームプレイができます。
ゲーム時以外ではまだバイパス給電のオプションがなく、80%で止める電荷制限のみが使えます。
IP64防水防塵で、多少の水濡れは問題ありません。
対応バンドは
- 2G GSM: 850/900/1800MHz
- 3G WCDMA:1/5/8
- 4G LTE FDD:1/3/4/5/8/19/28A/66
- 4G LTE TDD:34/38/39/40/41/42/48
- 5G:n1/ n3/ n5/ n8/ n28A/ n38/ n40/ n41/ n48/ n66/ n77/ n78
でY! mobileやSoftBank、LINEMOといったSoftBank系の回線はもちろん楽天モバイルでもauパートナーエリア含め利用可能で、ahamoなどのdocomo回線でも概ね問題ないでしょう。
電源ボタンや音量ボタンは右側面にあります。
リンク速度は2882Mbpsで接続できました。
性能:CPU性能は高い
OnePlus Ace 5 Racing EditionはMediaTek Dimensity 9400eを搭載しており、原神などCPU性能を求めるゲームは快適にプレイできます。
90FPSフレーム補間やアップスケーリングに対応し、原神ではアイテム自動収集などの便利機能も使えます。
Geekbench 6ではパッケージ名偽装版 (=メーカーの不正ブーストの影響を受けない) でシングルコア1108・マルチコア4783、通常版でシングルコア1419・マルチコア5699でした。
差が出ているため、パッケージ名判定での性能制御を行っているようです。
AnTuTuをはじめとする有名ベンチマークアプリをパッケージ名で判別して、ベンチマーク中だけスコアをよく見せかけるため熱制御を緩めたり高クロックに固定したりとチート行為をするメーカーが続出しています。
通常のアプリ使用時とは異なる挙動であるため、「ベンチマークは良いのに他のアプリの動きは大して良くない」ということが起こります。
メーカー毎にブーストの挙動が違うので、ブーストされた結果で比較しても何の意味もありません。
そのためパッケージ名を変更して一般アプリに偽装し、ブーストされていない正しいスコアを出すことが重要です。
こちらの記事で詳しく解説しています。
背景ぼかしやテキスト処理などで使われる、CPUの処理性能がどれほどあるかを数値化するベンチマークです。
普段使いの軽い作業にはシングルコア、重たいゲームなどにはマルチコアの性能が重要です。
シングルコアで1200、マルチコアで3000以上なら大抵快適に使えるでしょう。
ベンチマーク結果はこちらの記事にまとめています。
パッケージ名を偽装した3DMarkでのWild Life Extreme Stress Testではスコア5290→1912でした。
ピーク時の性能はSnapdragon 8 Gen 3を超えるほどであるものの、すぐサーマルスロットリングで落ちてしまい安定していません。
後述する崩壊:スターレイルの結果でも見られますが、実際にGPU性能を要求するゲームでも安定したパフォーマンスは出ていない結果となっています。
Wild Life ExtremeはVulkan APIを利用し、3840×2160解像度のグラフィックでGPU性能を数値化するベンチマークです。
スコアが高いほどゲームなどで滑らかな3D表示が可能で、Stability (安定度) が高いと高い性能を長時間維持できるという意味になります。
あくまでもVulkan API使用時の汎用的な簡易指標でしかないため、人気ゲームがほぼVulkan APIを使っていないことを考えるとスコアはあまり役に立たず、GPU使用時の発熱具合の確認が主となります。
Vulkanで性能が出るならOpenGLでも高い性能だろう、発熱しやすいなら実ゲームではFPS維持が難しいだろうといった推測しかできません。
ドキュメント操作など普段使いでのパフォーマンスを計測するPCMark Work 3.0 (パッケージ名偽装版) ではスコア11761でした。
ウェブの閲覧、画像・動画の編集などでの処理性能がどれほどあるかを数値化するベンチマークです。
高いほど高速な処理ができますがバッテリー消費とのバランスも重要なので、スコアが低めだからといって悪いとは限りません。
8000以上あれば十分です。
UFS 4.0ストレージ、LPDDR5Xメモリを搭載しています。
CPDT Benchmarkで計測した結果ではリード・ライト共にそこそこの速度で、ハイエンドモデルには及ばないものの十分な速度です。
シーケンシャルリード・ライトは大きなファイルのコピー時や動画エンコード・デコード時などに影響する読み書き速度です。
ランダムリード・ライトは細かなファイルの読み書き速度で、アプリ・ゲーム使用時はこちらの速度が重要です。
CPUの使用率が高い原神をプロゲーマー(パフォーマンス)モード・最高画質・60FPS設定・ナタ (スキルを使って戦闘しつつ道なりに移動) で30分プレイしてScene 8で計測すると、平均59.5FPSで1FPSあたり86.72mWの消費電力でした。
バッテリー温度は最大42.5℃程度まで上昇しました。
バッテリー消費が抑えられており、5% Lowでも51.8FPSと安定しています。
原神ではアイテムに近づいたら自動で収集したり、拘束・凍結時に自動で解除したりする機能も使えて便利です。
1FPSあたりの消費電力が低いほうが電力効率が良いと言えます。
電力効率が良いとバッテリー消費が少なく、悪いと消費が激しくなってしまいます。
ゲームで電力効率が悪いスマホは他のアプリでもバッテリー消費が大きい傾向にあるため、バッテリーの減りが早いと感じることが多いです。
平均FPS (フレームレート) は、どれほど滑らかな表示を維持できているかを示し、高いほど良いです。
(細かく言うと平均FPSが高く、なおかつ「ジャンク」というちらつきが少ないほど体感の滑らかさが良くなります)
GPUの使用率が高い崩壊:スターレイルをプロゲーマーモード・最高画質・ピノコニー「黄金の刻」で黄泉の秘技を連打して30分プレイすると平均30.2FPSでした。
すぐ30FPS制限されてしまい、1FPSあたり196.36mWの消費電力で電力効率が悪く快適にプレイできません。
画質を落とせばそれなりにスムーズになりやすいものの、バランスモードではなくプロゲーマーモードにしておかないと制限されやすいです。
原神では120FPSフレーム補間、他の崩壊:スターレイルなど様々なゲームでは90FPSフレーム補間ができるようになっており、少し滑らかな表示でゲームを楽しめます。
ただし60FPSプレイの時点でカツカツな性能なので、外部クーラーがないとすぐフレームレートが落ちてしまいやすいです。
まとめ
- 高いCPU性能のMediaTek Dimensity 9400e
- 1000nitの明るいフラットディスプレイ
- 50:50でバランスの良い重心
- 大容量7,100mAhバッテリー
- バイパス給電対応
- 原神でアイテム自動収集やフレーム補間が可能
- GPU性能が弱め
- モノラルスピーカー
- カメラ画質は微妙
3万円台という安さで他社ミドルレンジスマホより高い性能を持っており、バイパス給電対応の7,100mAhバッテリーを搭載しつつ重さは約200gに抑えられています。
重心が偏っていないこともあって持ちやすく、ディスプレイの明るさも1000nit以上出るので明るく見やすいです。
アイテム自動収集やフレーム補間、アップスケーリングといった便利機能が揃っているため、原神をメインにプレイする人にはおすすめです。
OnePlus Ace 5 Racing Editionは38,434円~で購入できます。






























