NF Audio RA15をいただきました。
高音重視のメタルシェル
NF Audio RA15はウォームとブライトの2種類のチューブを交換できるようになっているイヤホンです。
1万円台のイヤホンとしてはなかなか凝った内箱で、中央の円の部分を持ち上げると付属品を取り出せます。
キャリーポーチ、イヤーピース、チューブ、ケーブルが付属しています。
ケーブルは耳に掛けやすいようになっています。
シェルは金属でできており、比較的コンパクトです。
デュアルマグネット回路設計を採用したことで感度が向上し、より大きな駆動力が得られるそうです。
ビルドクオリティは十分良く、L・Rも描かれていて分かりやすいです。
金属シェルは格好良い反面、やはり両耳で19.2gと少し重めになってしまいます。
チューブはウォーム・ブライトの2種類を交換できるようになっています。
金色のチューブでは低音も高音もバランスよく明瞭に聞こえ、中低音が特に目立ちます。
銀色のチューブだと高音を強調したチューニングになっており、ベースなど低音が目立ちにくく軽い印象になる一方ハイハットなど高音が明るい印象となります。
個人的には高音をメインにしすぎていてバランスが悪く、金色のチューブのほうが好みでした。
インピーダンスは32Ω、感度は108dBです。
定位感
定位感は特に問題なく、上下左右の動きもはっきり感じられ十分な広さの音場でした。
低音
銀色のチューブだと低音が出にくく、質感があまり良くないように感じます。
金色のチューブでは中低音が特に強くなり、温かみがある低音であるように感じました。
高音
銀色のチューブでは高音がかなり強調されていて、ヴァイオリンなど弦楽器ではやや刺さるように感じることがありました。
低音が出にくいこともあり、全体的にシャリシャリした感じで軽い音に感じます。
金色のチューブでは低音がちゃんと出て高音の強調も比較的抑えられるため、刺さるように感じることなく明瞭な高音を聞けました。
銀色のチューブより抑えられているとはいえ、低音よりも高音のハイハットなどが前面に出てきやすいです。
HiFiGoでは2024/07/28現在13,680円で購入できます。