N-one NPad Ultraをいただきました。
最低限の性能の格安タブレット
N-one NPad UltraはSnapdragon 685を搭載した格安タブレットで、動画再生などの軽い作業向きの最低限の性能を持っています。
説明書、充電ケーブル、充電器などが付属しています。
充電器はUSB Type-Cポート搭載で、PSEマークもちゃんと書かれています。
ディスプレイ:2000 × 1200解像度
N-one NPad Ultraは11.97インチ 2000 × 1200解像度のディスプレイを搭載しています。
アスペクト比は3:5 (15:9) となっており、動画再生時の黒帯は小さめです。
彩度や視野角は特に問題ありません。
マンガでは見開き表示ができ、左右の余白が大きめでした。
Widevine L1で、AmazonプライムビデオなどでHD画質でのストリーミング再生ができます。
背面:技適シールあり
背面は真っ黒で、やけにカメラ周りの出っ張りエリアが広いです。
技適マークが書かれたシールが貼られており、剥がれると無効になる恐れがあるため保護フィルムは付けたままにしたほうが良いと思います。
重さは566.9gです。
スピーカー:ながら聞き向け
N-one NPad Ultraはステレオスピーカー搭載です。
低音と高音がスカスカしており、ボーカルが目立ちます。
音質を求めずながら聞きなどに使いたい場合には十分だと思います。
9,200mAh容量のバッテリーを搭載しており、9V/2A充電対応です。
nano SIM対応で、au回線などでもVoLTE通話やデータ通信が可能です。
電源ボタンや音量ボタンは正面から見て右上にあります。
性能:最低限
N-one NPad UltraはSnapdragon 685を搭載しています。
Geekbench 6ではパッケージ名偽装版 (=メーカーの不正ブーストの影響を受けない) でシングルコア476・マルチコア1543でした。
背景ぼかしやテキスト処理などで使われる、CPUの処理性能がどれほどあるかを数値化するベンチマークです。
普段使いの軽い作業にはシングルコア、重たいゲームなどにはマルチコアの性能が重要です。
シングルコアで1200、マルチコアで3000以上なら大抵快適に使えるでしょう。
ベンチマーク結果はこちらの記事にまとめています。
パッケージ名を偽装した3DMarkでのWild Life Extreme Stress Testではスコア142→139でした。
動画再生はできるものの、ゲームなど負荷の掛かることは無理です。
Wild Life ExtremeはVulkan APIを利用し、3840×2160解像度のグラフィックでGPU性能を数値化するベンチマークです。
スコアが高いほどゲームなどで滑らかな3D表示が可能で、Stability (安定度) が高いと高い性能を長時間維持できるという意味になります。
あくまでもVulkan API使用時の汎用的な簡易指標でしかないため、人気ゲームがほぼVulkan APIを使っていないことを考えるとスコアはあまり役に立たず、GPU使用時の発熱具合の確認が主となります。
Vulkanで性能が出るならOpenGLでも高い性能だろう、発熱しやすいなら実ゲームではFPS維持が難しいだろうといった推測しかできません。
ドキュメント操作など普段使いでのパフォーマンスを計測するPCMark Work 3.0 (パッケージ名偽装版) ではスコア7545でした。
普段使いできる最低限度の性能といったところです。
ウェブの閲覧、画像・動画の編集などでの処理性能がどれほどあるかを数値化するベンチマークです。
高いほど高速な処理ができますがバッテリー消費とのバランスも重要なので、スコアが低めだからといって悪いとは限りません。
8000以上あれば十分です。
UFS 2.2ストレージ、LPDDR4Xメモリを搭載しています。
そこそこの速度です。
OS:シンプルで一部誤訳あり
N-one NPad UltraはAOSPベースのため、Pixelなどを使っている方は操作に迷いにくいと思います。
ただ一部の機能やアプリは独自に実装しており、カメラアプリが「カメロンカメラ」になっているなど変な誤訳がちらほら出てきます。
明るさセンサーを搭載しておらず、自動調整はできません。
格安タブレットのセンサーは精度が微妙なことが多いため、手動設定でも別に問題ないと思います。
加速度計やジャイロスコープは搭載しています。
GPS 位置情報取得も可能で、やや掴みが悪いものの十分高速に測位してくれます。
まとめ
最低限の性能ながらも動画再生や電子書籍閲覧には支障ない程度で、高画質で見られるWidevine L1や外でも使いやすくなるモバイルデータ通信・GPSといった役立つ機能もあるため、コンテンツ閲覧用のタブレットが欲しい方には良いと思います。
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