MUSE HiFi M5 Ultraをいただきました。
真空管モードも選べるDAC・アンプ
MUSE HiFi M5 UltraはBluetoothとUSB両方に対応したDAC・アンプです。
ビンテージの真空管であるJAN6418を搭載しており、ショックアブソーバーによりマイクロフォニックノイズを抑えているとのことです。
Qualcomm QCC5125チップを採用しているおかげでBluetoothではLDAC・aptX Adaptiveなどに対応し、無線でも高音質な音楽再生が可能です。
JAN6418真空管を飾れるアクリルライトスタンドもセットでいただきました。
メディア向けで50台限定らしいですが凄い凝りようです。
MUSE HiFi M5 Ultra自体の付属品は豪華で、USB Type-C to Cケーブル、USB Type-C to Lightningケーブル、USB Type-C to Aアダプター、USB Type-A to Cケーブルのほかレザー保護ケースも付いています。
AndroidでもiOSでも付属品だけで有線接続できるのは良いですね。
ディスプレイでシンプルな表示
MUSE HiFi M5 Ultraの正面上部にはディスプレイがあり、現在の接続モードやバッテリー残量などが表示されます。
音量は100段階です。
正面・背面ともにガラスで光沢があり、指紋がつきやすいです。
操作はすべて右側面のボタンで行います。
Mボタンでモード切り替えができ、Bluetooth・USB接続、ゲイン、デジタルフィルターの変更、トランジスタ/真空管の切り替えができます。
左側面は網目状になっています。
ちょうどこの網目状の部分の内側に真空管が配置されており、真空管モードがオンだとオレンジ色に光っている様子が見えます。
重さは160gで、軽めのスマホぐらいの重さです。
3.5mm & 4.4mmジャック搭載
MUSE HiFi M5 Ultraには3.5mmシングルエンドと4.4mmバランスの2つのジャックがあります。
USB Type-Cポートも2つあり、充電中でももう一方のポートで有線接続できます。
ES9038Q2Mをカスタマイズした6418 バージョンを搭載し、Bluetooth信号伝送による干渉を解決しバックグラウンドノイズや電流ノイズによる干渉のないクリーンな出力信号を保証するとのことです。
バッテリー容量は3,000mAhで、USB PD充電が可能です。
Qualcomm QCC5125チップを採用しており、BluetoothではLDAC・aptX Adaptive・aptX HD・aptX・AACに対応しています。
機種によってはLDACよりaptX Adaptiveが優先されることがあるため、好みに合わせてスマホ側の設定やBluetooth Codec Changerのようなアプリで切り替えると良いと思います。
上部のロゴでもJAN6418がアピールされています。
レビューサンプル用ということでAndroPlusの刻印が入っています。
フラット寄り
HiFi M5 Ultraはフラットな印象で、余分な味付けをされていないニュートラルなサウンドを好む人に向いています。
中高音はクリアで解像感が高いです。
トランジスタと真空管の違いはあまり大きくないように思いますが、真空管では若干音場が広がり、特に高音に温かみが出るように感じられます。
真空管モードではバッテリー消費が若干増えるものの、トランジスタモードに比べ減りが早いと感じるほどではなく十分なバッテリー持ちでした。
衝撃吸収のおかげで持ち運んで使う際にノイズが発生しにくいですし、どこでも真空管サウンドを楽しめるというのは良いと思います。
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