Amazfit T-Rex 3レビュー。4万円切りでオフラインマップやGPSも使えるタフネススマートウォッチ

Amazfit T-Rex 3をいただきました。

高機能ながら通常使用で約27日持つバッテリー

Amazfit T-Rex 3は通常使用で約27日、高精度なGPS位置情報を使ったときでも約42時間持つというバッテリー持ちのスマートウォッチです。

ランニングや登山、スキーなどに使えるオフラインマップを利用できるため、スマホを取り出さなくても素早くルートの確認ができます。

MIL-STD-810Gをクリアした高い耐久性でハードな運動・アクティビティにも耐えられます。

USB Type-Cケーブルで充電可能

マグネット充電器と交換パーツ、説明書が付属しています。

一般的なスマートウォッチだとケーブル一体型のものが多いですが、Amazfit T-Rex 3ではUSB Type-Cケーブルを充電器に挿すスタイルになっています。

ケーブルが断線してしまって充電器ごと使えなくなる心配がないですし、ケーブルをスマホとスマートウォッチで共用できるのですっきりします。

ゴリラガラス採用の高耐久なディスプレイ

Amazfit T-Rex 3のベゼルには316Lステンレススチールが採用されており、ディスプレイにはゴリラガラスを採用することで耐久性が高められています。

軍事規格試験（MIL-STD-810G）をクリアしたタフネスさで、45mのフリーダイビングも可能だという10 ATM防水対応です。

屋外での激しい運動にも耐えられるので、アウトドアで使うことが多い方にぴったりです。

4つのボタンが付いており、画面を触らなくても選択や上下移動などができるようになっています。

グローブを付けた状態でも画面のタッチ操作ができるものの、細かい操作がしにくいのでボタン操作にも対応しているのは良いですね。

ストラップの素材はAmazfit T-Rex 2のシリコンとは異なり、リキッドシリコンが採用されています。

抗菌性で肌に優しいそうです。

重さは68.7gで、厚みもあるのでスマートバンドに比べると邪魔に感じることがあります。

ゴツい分高機能・大画面なので仕方がありません。

明るさの自動調整に対応

Amazfit T-Rex 3は1.5インチのディスプレイを搭載し、明るさは最大2,000nitとのこと。

懐中電灯モードでは593nitで、ローエンド～ミドルレンジスマホ並の明るさはあるので屋外でも比較的見やすいです。

1.5インチ、480 x 480解像度のAMOLEDディスプレイで、文字が見やすいです。

動作もスムーズで、滑らかなスクロールができます。

明るさは自動調整に対応しています。

常時表示モードもあります。

Zeppアプリでスマホ連携

Amazfit T-Rex 3とスマホとの連携にはZeppアプリを使います。

ZeppアプリではGoogle FitやHealth Connect、Stravaなどと連携させることもできます。

心拍数、睡眠、ストレス、血中酸素飽和度のモニタリングが可能で、自分の体の状態の把握に役立ちます。

心拍数については、運動していることを検出したら自動的に計測頻度を高めるようにもできます。

モニタリング結果はホーム画面からすぐ確認でき、グラフで表示してくれます。

正常値かどうかも出るので、休憩をとるべきか分かりやすいです。

睡眠についても深い眠りやレム睡眠の時間、心拍数などで質の高い睡眠が取れているか把握できます。

GPS & オフラインマップでルート確認

Amazfit T-Rex 3はGPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、QZSS（みちびき）、NavICでの位置情報取得に対応しています。

A-GPSも利用でき、スマホを持ち歩かなくてもAmazfit T-Rex 3単体で測位できます。

オフラインマップについては事前に範囲を指定してAmazfit T-Rex 3にダウンロードしておく形式です。

シンプルなベースマップのほか、ゲレンデ対応のスキーマップや等高線が表示されて登山やトレイルランニングに適しているコンターマップもダウンロードできます。

ダウンロード時にはAmazfit T-Rex 3をWi-Fi接続する必要があります。Wi-Fi 6対応だとどうもうまく接続できないようなので、ルーターの設定を変えたくない場合はスマホでテザリング・ホットスポットを使うと解決できます。

大まかな道を示してくれるため、どのルートで進めば良いかスマホを取り出さなくてもすぐ確認できます。

デュアルバンドでA-GPSのおかげもあって、測位は速めです。

別途コンパスを表示するモードもあり、気圧なども同時に表示されます。

Bluetoothイヤホンとの連携も

Amazfit T-Rex 3はWi-Fi接続のほかBluetooth接続も可能です。

ワイヤレスイヤホンと接続できるため、目的地までのナビの読み上げやT-Rex 3本体に保存したMP3音楽ファイルの再生ができます。

T-Rex 3本体にもマイクがあるため、音声アシスタントの操作などはイヤホンがなくてもできます。

Zepp Coachでのトレーニングプラン作成も可能で、「ランニングプラン」と「ベーシックAIプラン」で最適なトレーニングプランを計画してくれます。ワークアウトモードもランニングやサイクリング、トライアスロンなど大量に用意されており、それぞれのアクティビティに適した計測が可能です。

スマホの通知や着信などをAmazfit T-Rex 3上で確認する機能もあります。

どのアプリの通知を表示させるか好きなように選べます。

ただ残念ながら表示される通知は中華フォントになっていて、全体的な違和感は小さいものの「結」「今」などが中国語の漢字になってしまっています。

SMSやLINEなどの通知に対しては、Amazfit T-Rex 3で定型文を選んで素早く返信できます。

定型文は自分で好きな文章を追加できるので、よく使いそうなものをあらかじめ登録しておけば運動中にLINEが来ても手元ですぐ返せます。

 

耐久性が高く、オフラインマップやGPSのおかげでランニングなどの運動中のルート把握が簡単ですし、長時間の屋外運動をする方や厳しい環境でも問題なく使いたいという方におすすめです。

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