AGM Pad T2をいただきました。
安いだけのタブレット
AGM Pad T2は11インチディスプレイを搭載したタブレットです。
説明書、充電ケーブル、充電器、保護ガラスが付属しています。
別途保護ガラスを買わなくて済むのは良いですね。
充電器にはPSEマークがある…と思いきや、XXX株式会社というダミー表記なので無効です。
今は格安タブレットでもPSEマーク・技適マークがあるのが当たり前の時代だというのに、未だにこんなことをするメーカーがいるとは…。
ディスプレイ:格安ながらFHD解像度
AGM Pad T2は11インチ1920 x 1200解像度で60Hzリフレッシュレート対応のディスプレイを搭載しています。
格安タブでありつつもFHD・60Hzという最低限快適に使えるスペックです。
動画を再生する際は上下に少し黒帯が出ます。
マンガでは見開き表示ができ、左右の余白があります。
明るさは最大で385nitほどでした。
屋内向きです。
明るさは自動調整できますが、あまり感度はよくありません。
充電アニメーションが変更できるようになっていて、どこかで見たことがあるデザインがいくつかあります。
加速度や光センサーがある一方、ジャイロスコープや近接センサーは搭載していません。
Widevine L1対応で、高画質なストリーミング再生が可能です。
背面:メタリック
背面はメタリックであまり指紋が目立ちにくいです。
技適マークが書かれたシールが貼られていますが、全部0の偽物です。
無効なPSEマークといい、何も理解せずにコピペしているようですね…。
重さは500.6gで重ためです。
スピーカー:ながら聞きなどには十分
AGM Pad T2のスピーカーはボーカルが目立ちやすく低音や高音は控えめで、ながら聞きなど音質を重視しない用途に向いています。
バッテリー容量は8000mAhで、USB Type-C充電ができます。
GPS位置情報取得に対応し、測位の速度はそこそこです。
コンパスは実際とは違う方角を示してしまうため、方角は自分自身でマップと照らし合わせるしかありません。
電源ボタンや音量ボタンがカメラ付近にあります。
性能:必要最低限
MediaTek Helio G91を搭載しています。
Geekbench 6ではシングルコア411・マルチコア1388でした。
背景ぼかしやテキスト処理などで使われる、CPUの処理性能がどれほどあるかを数値化するベンチマークです。
普段使いの軽い作業にはシングルコア、重たいゲームなどにはマルチコアの性能が重要です。
シングルコアで1200、マルチコアで3000以上なら大抵快適に使えるでしょう。
ベンチマーク結果はこちらの記事にまとめています。
ドキュメント操作など普段使いでのパフォーマンスを計測するPCMark Work 3.0 (パッケージ名偽装版) ではスコア7792でした。
もっさりとはしないものの遅めの動作です。
ウェブの閲覧、画像・動画の編集などでの処理性能がどれほどあるかを数値化するベンチマークです。
高いほど高速な処理ができますがバッテリー消費とのバランスも重要なので、スコアが低めだからといって悪いとは限りません。
8000以上あれば十分です。
ストレージは価格なりの速度です。
プリインストールアプリは少なめで、OSはAOSPに少し機能が足されているようです。
通話録音を自動でしてくれる機能や、アプリを素早く切り替えしやすいサイドアプリバーなどがあります。
格安タブレットだとAOSPそのままでシンプルすぎることが多いので、多少なりとも便利機能が追加されているのは良いと思います。
まとめ
動画再生や電子書籍閲覧には支障ない最低限のスペックです。
約2万円なので安いのは安いですが、PSEマークや技適マークの不備があるためあまりコスパが良いとは言えません。
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