Snapdragon 8 Elite Extreme Gen 6とSnapdragon 8 Elite Gen 6が発表されました。
2nm製造のハイエンドSoCが2種類
2つのモデルはいずれも2nmプロセスで製造されるスマホ向けのハイエンドSoCです。
型番はExtremeがSM8975、無印がSM8950。
上位のExtremeはGPUやAI処理、動画撮影の性能をさらに引き上げたモデルとなっています。
motorola signature 27などがSnapdragon 8 Elite Extreme Gen 6を搭載して2026年中に発売される予定です。

CPU最大5GHz、GPUは最大44%向上
CPUは独自設計のQualcomm Oryon CPUで、最大5.0GHzのプライムコア2基と最大4.0GHzのパフォーマンスコア6基を組み合わせた8コア構成です。
CPU用に16MBの大容量キャッシュも搭載しています。
前世代のSnapdragon 8 Elite Gen 5と比べた性能向上率は、無印がCPU 10%・GPU 35%・NPU 14%、ExtremeがCPU 13%・GPU 44%・NPU 35%。
電力効率はどちらもCPUが37%、GPUが40%向上しています。
NPUはAI処理専用のプロセッサーで、写真編集や文章作成をサポートするAIエージェント機能を端末内で処理します。
AI処理の電力あたり性能は無印が20%、Extremeが33%の向上。
ExtremeのNPUは共有メモリが50%増えており、長いメールの要約や画像・動画の生成をバッテリー消費を抑えながら高速にこなせます。
Extremeはゲームと動画に強い
両モデルのGPUにAI専用のマトリックスコアが搭載され、Extremeではさらに新機能『Adreno Neural Fusion』に対応。
AIで描画負荷を減らすことで、高画質なグラフィックと高いフレームレートを両立します。
18MBのGPU用高速メモリで消費電力を12%抑え、長時間のゲームプレイにも配慮。
動画撮影では8K60fps録画と4K240fpsのスローモーション撮影に対応しています。
無印は8K30fps録画と4K120fpsのスローモーション撮影までにとどまります。
さらにExtremeはプロ向け動画コーデック「APV」での撮影や、次世代映像規格H.266の再生支援にも対応。
録音後に声や環境音を分離して音量バランスを調整できる「AI Audio Separation」も、Extremeならではの機能です。

カメラと画面は両モデル共通
両モデルとも20bitのAI-ISPを3基搭載し、最大3億2,000万画素の写真撮影に対応しています。
シャッターを押した瞬間を逃さないゼロシャッターラグ撮影は、6,400万画素のトリプルカメラまたは1億800万画素のシングルカメラまで利用できます。
映画のような色表現を実現する「Elite Color Engine」や、動きを予測して手ブレを抑えるモーションインテリジェンスも搭載。
画面は4K+の120Hz表示とQHD+の240Hz表示をサポートします。
メモリは最大24GBのLPDDR5X/LPDDR6、ストレージはUFS 5.0に対応。
充電規格はQuick Charge 5で、USBは3.1 Gen 2をサポートしています。
Wi-Fi 8と下り14.8Gbpsの5G
5GモデムはQualcomm X105で、下り最大14.8Gbps・上り最大4.2Gbpsの通信速度を実現しています。
3GPP Release 19の5G Advancedに対応し、衛星通信のNR-NTNとNB-NTNも統合しました。
6本のアンテナを使うAI技術によって下り速度が10%向上し、電波が弱い場所でもつながりやすくなります。
Wi-FiはFastConnect 8800で、Wi-Fi 8(IEEE 802.11bn)と最大11.6Gbpsの通信に対応。
4×4構成によって従来世代より最大速度が2倍、ギガビット通信が可能な距離が最大3倍に伸びています。
Bluetooth 6.0やUWB、Threadもサポートしています。
まとめ
Snapdragon 8 Elite Extreme Gen 6とSnapdragon 8 Elite Gen 6は、2nmプロセスで性能と電力効率を大きく伸ばしたハイエンドSoCです。
ゲームや動画撮影を重視する人にはExtremeが合っています。
無印もCPU構成は共通で、GPU性能は前世代から35%の向上。
今後各社から新製品発表が相次ぐと思うので、SoC以外にもどんな進化を遂げているか楽しみです。

