HONOR Robot Phoneが発表されました。
スマホにジンバルが生えた形
HONOR Robot Phone (APH-AN00) は背面に小型ロボットアームを内蔵し、カメラ部分そのものが動くスマホです。
ジンバル一体型スマホというより、ポケットに入る撮影機材とAIロボットを1台にまとめた製品です。
本体サイズは151.43×72.86×9.59mmで、重量は約248gとかなりの重量級。
価格は9,999元(税込 約25万円)からで、初回販売は8月18日11:08からです。
チタン合金の4自由度ジンバル
ジンバルの中核構造には航空宇宙級のチタン合金を使い、加工精度は0.005mm、回転部のすき間は0.4mmまで詰められています。
制御可能な回転範囲は水平方向が-80°から220°、上下方向が-70°から95°、ロール方向が-50°から180°となっています。
これに反転軸が加わって4自由度 (4 DoF) となり、最大回転速度は360°/秒となっています。

反転用モーターには自社開発の2100MPa盾構鋼を採用し、0.5cm³の空間に43個の部品を詰め込んで5段変速を実現しました。
3軸メカニカル手ブレ補正に加えて、プロ向けの運鏡モードは6種類。
被写体の追従は画面のダブルタップで切り替えられ、9分割グリッドで構図を固定したまま人物を追いかけることもできます。
2億画素が2つの三眼カメラ
背面カメラは2億画素のジンバルメイン、5000万画素の超広角、2億画素のペリスコープ望遠という3眼構成です。
メインカメラは1/1.28インチの大型センサーにF1.6のレンズを組み合わせ、光学式手ブレ補正と3軸メカニカル補正の両方が効きます。
望遠は1/1.4インチセンサーでF2.6、光学2.7倍から最大200倍のデジタルズームまでカバー。
超広角はF2.0で最大122°の画角に対応し、2.5cmまで寄れるマクロ撮影もこなせます。

ARRIの映画色を初採用
HONOR Robot Phoneは映画用カメラで知られるARRIのカラーサイエンスを初めて採用しています。
ARRIのクラシックなLookや複数のスタイルをプリセットとして内蔵し、2.39:1のシネマスコープ比率での撮影も可能。
収録形式にはARRI LogC3が用意され、ジンバルの開閉にかかわらず4Kで24から60fpsでの収録ができます。
DaVinci Resolveにネイティブ対応するほかLUTを当てた状態でのモニタリングもできるため、撮影現場で仕上がりの色を確認しながら撮れます。

YOYOロボットモード
YOYOロボットモードをオンにすると、ジンバルが小さな頭のように動いて画面に映るYOYOの表情と連動します。
音楽を流せばリズムに合わせて頷き、OKサインやハート、いいねといったジェスチャーにも反応。
顔を認識して常に画面の中心に人物を捉え続けるため、ライブ配信やビデオ通話では一人でも構図が崩れにくくなっています。
YOYO Proモードならチケットの手配や飲食の注文、価格比較といったアプリをまたぐ操作も音声で任せられます。
自分専用のスキルを作って公開したり共有したりできる点も面白いところです。
高性能SoCと大容量バッテリー
HONOR Robot PhoneはSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載しています。
メモリとストレージの構成は12GB+512GBと16GB+1TBの2種類で、OSはAndroid 16ベースのMagicOS 10を採用します。
バッテリーは7,060mAhと大容量で、120Wの有線充電と50Wのワイヤレス充電、さらにワイヤレス逆充電にも対応。
4本のマイクによるアレイ収音や、ライブ配信時のカクつきを34%減らすという6アンテナ設計など、撮って配信するための作り込みが行き届いています。

6.31インチOLED
画面は6.31インチのOLEDで、解像度はFHD+の1216×2640ドット、10.7億色とDCI-P3の広色域に対応します。
HDR時のピーク輝度は6800nits、全画面表示時でも2000nitsに達し、4320Hzの高周波PWM調光や円偏光による目の負担軽減も盛り込まれています。
防塵防水はIP54相当。
Wi-Fi 7とBluetooth 6.0に対応し、USB Type-C端子はUSB 3.2 Gen1とDP1.2の映像出力に対応します。

まとめ
HONOR Robot Phoneはスマホにジンバル付きのロボットアームを載せるという発想をそのまま製品化したモデルです。
価格は9,999元(税込 約25万円)からで、初回販売は8月18日11:08に始まります。
